耐震等級3の施工事例(基礎編)
- すまい環境設計株式会社

- 12 分前
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耐震性能についてご存知でしょうか?
耐震性能は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく「住宅性能評価制度」に定められています。
良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するために、性能の基準を設け、消費者が比較しやすくすることを目的としてつくられました。
耐震等級は3段階で評価します。
数字が大きくなるほど耐震性が高くなります。
建築基準法通りにつくると、耐震等級1(最低基準)です。
等級2は、等級1の1.25倍の強さ、
等級3は、等級1の1.5倍の強さです。
ちなみに、災害時の防災拠点になる消防署・警察署は耐震等級3で建築されています。
これからの住宅は寿命が長くなるので、大地震に被災してしまうリスクも高くなります。
発災確率が同じで、建物寿命が3倍(30年→100年)になると、単純にリスクは3倍になってしまうためです。
当社は長く安心して住んでいただくために、耐震等級3を標準にしています。
今回は耐震等級3の基礎工事の施工状況を写真で見ていただこうと思います。
下の写真は耐震等級3の基礎が完成した状況です。

上空から見るとこんな感じ。

基礎の立上りが少なくて、すっきりしています。
こちらの基礎は許容応力度計算による耐震等級3です。
構造を整理して設計すると、これで耐震等級3をつくれます。
次の写真は鉄筋を組み終わった状況です。

基礎のコンクリートで隠れている部分にも、実は梁(地中梁)を作っています
完成時には切れて見える立上りですが、地中梁を連続配置しています
一般的な住宅(耐震等級1)から、耐震等級3にするとコストアップになると言われることがあります。
ある意味では事実です。
というのも、構造検討せずに間取りをつくると、耐力壁の配置や梁の組み方、基礎の位置に無理が生じます。
そうすると、当然ですが、材料も工事費も余計にかかるので、コストアップします。
プラン提案段階から、構造設計を意識していくと、構造はシンプルになり、コストアップを最小限に抑えられます。
私たちは、壁を構造と非構造(造作)に分けて設計しています。
そうすると、柱・壁・梁・基礎の設計が非常にシンプルにできます。
耐震等級3にするメリットは、
短期的
・日々安心して暮らせる
・大地震に被災した後も住み続けられる
・地震保険料が50%割引になる
長期的
・世代を超えて住み続けられる
・将来のリフォーム・リノベーションをしやすい
・建物の資産価値を保ちやすい
・上部構造の断熱性能・気密性能を保ちやすい
等があげられます
設計段階の初期から、耐震等級3にしやすいプランニングをすることを意識して家づくりを進めていただくと、費用を抑えながら、耐震等級3のメリットを最大限活かすことができます。




