照明ワンポイントアドバイスシリーズ№1「暗いあかり」~陰影礼賛~
- すまい環境設計株式会社

- 10月28日
- 読了時間: 2分
更新日:11月15日
こんにちは!
寒川町で高性能住宅を新築設計施工を
している工務店「すまい環境設計」です。
今回は照明ワンポイントアドバイス第1弾です!
谷崎潤一郎が「陰影礼賛」という本の中で
昭和初期の日本が西洋化に突き進む中
日本人独自の「美意識」や「情緒」「風情」
さらに「生活様式」そのものが変化し
失われていく事への憂いを述べています。

戦後の社会的背景をもとに日本の家庭
では家の照明が明るい事=幸せの象徴
のような風潮がありました。
その中で生まれた「影・暗い」= 「悪」説
そしてさらに「暗い」= 目が悪くなる 説
実はこれには医学的な根拠がない事が明らかになりました。
目に悪いのは、明るいところと暗いところの極端な明暗差、
さらに極端に明るくする事も目の瞳孔が収縮して緊張状態が続き、
目が悪くなったり眼精疲労の原因となってしまいます。
影は物を立体的に見せてくれるので、
のっぺりとしたものから奥行感が生まれ、
空間を広く見せることも可能です。


夜は適度な暗さと陰があることで
仕事帰りのbarに立ち寄ったような
落ち着いた雰囲気の中で過ごす事ができ
日中の疲れを癒してくれると同時に
質の高い睡眠を得られるメラトニン
も分泌してくれるので
健康的な生活も得られます😊
暗いあかりは人の目にもやさしく、
身体にもやさしいあかりです。
ためしに食後から寝る前までの時間を
スタンドのやさしいあかりで過ごしてみてください。
秋の夜長、ぐっすりと眠れて次の日の目覚めが良くなりますよ!




