綾瀬市吉岡分譲住宅、気密測定の結果です
- すまい環境設計株式会社

- 32 分前
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気密測定の結果の前に、そもそも気密性能は何のために必要なのでしょうか?
大きく3つにまとめました。
①家の寿命を延ばす
②断熱性能を設計通り発揮させる
③計画換気を正しく機能させる
①家の寿命を延ばす
気密性能が低い(隙間が多い)と室内・屋外の湿った空気が壁の中に入り込み、結露が発生します。
窓やコップの表面につく表面結露に対し、壁体内結露といいます。
壁体内結露は人の目には触れません。
壁の中の木材の腐れやシロアリ被害を拡大する原因となり、建物強度を低下させてしまいます。
また、繊維系の断熱材が濡れると断熱性能も低下してしまいます。
②断熱性能を設計通り発揮させる
断熱性能は設計図から計算して求めます。
天井(屋根)・外壁・床(基礎)・窓の各部位の面積と断熱性能の平均値で表されます。
そして、断熱性能は「隙間がない(C値ゼロ)」前提で計算されます。
つまり、現場で隙間が生じてしまうと、断熱性能は低下してしまいます。
分厚いダウンジャケットを着ていても、ファスナーを締めないと寒いのと同じです。
③計画換気を正しく機能させる
今は室内空気を清潔に保つため、24時間換気が義務付けられています。
もともとはシックハウス症候群の対策でした。
いまは呼気に含まれる二酸化炭素等で汚れた空気を入れ替える必要もでてきています。
入口(給気)から排気(出口)まで空気を計画通りに動かすために途中の隙間を無くす(減らす)ことが大切です。
コップの中の飲み物をストローで飲むことをイメージすると分かりやすいです。
穴の空いたストローだと飲み物が上がってこないですよね?
以上の理由から、私たちはC値0.5以下を推奨しています。
そして、過去の実績は、C値0.17~0.22です。
この気密性能が、内装・設備工事が完了し、どのように変化するのかを確認したく、
今回初めて完成時の測定を行いました。
中間時C値0.216に対し、今回C値0.171でした。


0.045改善できました。
隙間面積は、29㎠→23㎠
6㎠ 減らせました。
こちらの綾瀬市吉岡の分譲住宅の気密ラインは、以下の通りです。
①屋根(登り梁+構造用合板張り)
②外壁(外部耐力面材)
③基礎
断熱材の外側を気密ラインにしています。
それに加え、断熱材の室内側にも気密シート(可変透湿気密シート)を施工します。
そこで、6㎠減らせたのだと思います。
気密性能を高めるために、構造躯体も工夫していますし、
耐久性能を高めるために、気密部材も可変型を採用しています。
断熱性能、気密性能、耐震性能、耐久性能はバラバラに語られることが多いのですが、実は密接に関係しています。
私たち、すまい環境設計は、コストや施工のしやすさのバランスを考慮し、設計・施工をしています。
神奈川県で高性能住宅をご検討の方は、ご連絡ください。



